ヴァイキングと言えばビッケな世代です。

　ひとの心配ばかり

　そんな戦士が

　逝ってしまう

　…『ヴィンランド・サガ 第2巻』収録最終話、
　　連載時のトビラの煽り文句


仕事は工場にプラスチック関係にシルク印刷屋さんにメッキ屋さんと、暗くなってもグルグルと。今日はとっとと帰る。

書店に寄って、

文庫版『ローマ人の物語 21 危機と克服〈上〉』
塩野七生・著、新潮文庫

『ヴィンランド・サガ 第2巻』
幸村誠・著、講談社・少年マガジンコミックス

…をば購入。

今年じっくりハマリっぱなしのローマ本。ネロが死んじゃってローマは内乱恐るべしですよ。文庫20巻末、世の進歩的文化人、TVで毒にしかならぬ言説を垂れ流す自称文化人どもに読んで欲しい一文あり。追い詰められたイデオローグ達は、時の政権に対して安易な批判をするコトにしか自身の存在を確認できない。まさしく。

遅筆でアフタヌーン移籍のヴァイキング英雄譚、第2巻は狙ったように少年マガジン連載分まで収録。あーあアフタヌーン、『ヒストリエ』もやってるしとうとう買わねばならなくなるわ。アシェラッドのキャラもなかなか趣き深く、早く続きが読みたい。
…しかし、実在の人物で主人公のモデルのトルフィンのようにヴィンランド(=北アメリカ)入植(それと失敗)までは、何年連載するのかなぁ。

ちなみに現在好みの漫画ですが、尾田栄一郎『ワンピース』、みなもと太郎『風雲児たち』、荒川弘『鋼の錬金術師』(アニメ版は問題外！)、岩明均に星野之宣の新作は必ずチェックしております。諸星大二郎はちょいと追いつけてないや。おっと文中敬称略です。