映画『ザ・リング2』

いやぁー笑ったなぁTV『電車男』のオープニング。バニーガールが出て来て、ロトの剣の代りに電車、緑の大地復活までまンまとは。発案者はこのオープニングを実現させるために、企画会議でどンな熱弁をふるったのだろう。その点だけ興味がある。
ビデオに録って見たのはそれだけ。毎週1時間の連続ドラマなンて見てられないもの。
いろいろ話題の『ドラゴン桜』のドラマも今日かららしいが、見るコトはないでしょう。漫画も、あンな"イイ大学に入れなかった奴が、これなら俺だってできたとルサンチマンを解放する為のお話し"には興味がないのですよ。

仕事、いいかげん体調も限界なので、遅出。午後3時ごろまでデスクワークと、お客様に渡す図面書き。メールで送ってから下請けさんめぐり。午後6時半ごろ帰社、遅れてた請求やら支払いやらまとめて午後8時半。

錦糸町での『ザ・リング2』上映が今日までなので、レイトショーの最終回に何とか滑り込む。

所感。期待は裏切られたが、ナオミ・ワッツ好きなワタクシとしては、彼女の御尊顔が拝めるだけで退屈しなかった。下積みの苦労がにじみ出るナオミはやっぱし綺麗ぢゃ。アングラ的に蔓延するビデオの話はさわりでしかなく、アメチャンな親子の情愛ストーリー。よって恐怖の度合いも少ない。お話がダメならせめて恐がらせてほしい。不満だらけ。
どうせなら本家続編『らせん』やパラレルストーリーの日本版映画『リング2』くらいブッ飛んだストーリーが観たかったなぁ。日本版映画『リング2』は実験装置で貞子の霊を現世に引き摺りだそうってな、『エクソシスト2』ばりの、それでいてお話しは印象にも何も残らないってな怪作だったが、恐怖表現は日米TV映画どれよりも素晴らしかった。今回の映画でも、井戸の壁を奇態な動きで登りながら追っかけてくるサマラの描写は、まんま流用でしたなぁ。でも、恐怖のレベルは比べ物にならない。

続編『ザ・リング3』製作決定と既にアナウンスされてますが、ナオミ・ワッツは契約切れで出演するかどうか未定とのコト。まぁー今年末の我らがピージャク監督&ナオミ・ワッツの『キングコング』があるからイイか！ネット上でアップされてる予告編を見て、ワクワクしている次第であります。

…あと、今回も字幕は戸田ナッチ。前作「66回の流産」に匹敵するスパークする超訳はなかったものの、相変わらず意訳ばかり。オマケに、言ってもいない台詞を追加するヤボテン。フリマで「スクラップばかり」と口にする母をたしなめる息子は、キツイ調子で母の名前を言うだけなのに、なぜ「悪いよ」と字幕を？(←このあたりがナッチ風)　そンなの画面見てれば誰だってわからぁ。
あと、ナオミがテープを火にくべるシーンで、台詞と字幕があってなかった気がする。("Not yet."って言ってたような気が… 『グラディエイター』の誤訳再び！？) DVD待ちか…っつーか、実はもう『ザ・リング2』のDVD、持ってるのよ。怪しいチャイナ土産で。ウチにはリージョンフリーのデッキがないから、まだ見てないケド。今度友人宅にて、英語字幕で確認しよう。

あまりにも惨かったらしい『オペラ座の怪人』は、DVDで字幕をおもいっきし直して発売するそうな。『ロード〜』第1作と同じコトを繰り返してる。映画配給会社は、どうしてこンなにも客を小馬鹿にし続けるのだろう。

問題は、『宇宙戦争』に『エピ3』の字幕もナッチだそうで…。まずは吹き替えで観るコトに決定！

留守電に色々急用が入っていたので、小雨の中を会社に戻る。FAXやらメールやらで対応。あっと言う間に深夜。明日は絶対に休むとカタク決意。